22 May☺ lazy diary 13

 

部屋にこもり、大学の授業をオンラインで受ける。復学に希望を抱いていた者としてかなりさびしいスタートになった。

 

登下校がない分、遅刻という心配もしなくてよいし対面式の授業でない限りいつどこで講義を聞いたり資料を読んだりしてもいいわけで、「余裕っしょ!」という気持ちで4年生(5年生?)初日を迎えた。しかし、持ち前の怠惰はこれに便乗する。授業時間の前から資料等が配信されたとて関係はなく、提出物の期限を確認してから今やるのかと考える始末……。案の定、提出物がたまりかなり嫌な気持ちになっていたのでこれを書いている。

 

もちろん面白い授業もある。Zoomを使用する授業がいくつかあるが、オンラインでも質問や発言に臆することなくできるタイプの人間だったので、そういった授業には能動的に参加できているし、動画を配信してくれる講義では、見始めてしまえば資料とその動画に没頭していつの間にか終わっているなんてことがしばしば。ゼミも1年ぶりに復帰という形になったが、大好きな教授との距離感も今まで通り、学生は全員初めて会う顔だが前にもいたような文学オタクがちらほらいてかなり楽しい。

 

問題は、資料配信のみの授業である。授業というのか講義というのか知らないが、教授はやる気はあるのか?と思ってしまう。本来はパワーポイントを元に教授が口頭で説明をつけ足していくなどする講義だったのだと思うが、ある講義はその20ページ程度のパワポのみを送り、コメントペーパーを書けと。おいおいおい…本当にそれで学生が納得すると思っているのかよ。初回のコメントペーパーでその旨を伝えたが、「パワポに付けたリンクに飛んだか」、「他の文書を載せたが読んだか」といったことが返ってきた。そういうことではないんだよな、と思いつつまた今日も講義(?)を受ける。いわゆる楽単(楽に取れる単位)講義とされているのを後から知った。しかし、だからってあんなもんでいいのかよと思ってしまった。もちろん、教授たちも初の試みで試行錯誤しているとは思う。いつもとは違う頭を使って最善策を練ってくれているのだ、と思いたい。しかし、どうなんだ…という授業も間違いなくある。嫌な話だが、大学へのお金も同じだけ払っている。教授にも熱量は必要である。ナーナーでやられては困る。

 

などとグチグチ言いながら部屋にこもり毎日パソコンに向かっている。チャイムもなければ(大学チャイムあったかな)、教室間の移動もなし、先にも書いたが登下校もない。授業もモノによっては好きな時刻にできる。かなりぬるっと始まり、ぬるっと終わっているのだ。スイッチというスイッチもあるわけないし、ずっと学習時間が続いているような、ずっと始まっていないような。部屋には気を散らせる魅力的なものばかり。悶々としながら毎日を過ごしている。と言いつつ大して何も考えずに過ごしている。前のような日常には戻らないとされているが、それならば新しい形の平穏がやってくることを待つしかない。2020年、やりたいことがたくさんあった。しかし生きていることに感謝して、しばらくは液晶の中に頼っていきたい。ブルーライトカットの眼鏡も買ったし(レンズ無料のキャンペーンやってたから)。

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