oneday July(2019) ☺ lazy diary

 完全にlazy diaryになっている。

 

毎回そうだ。日記帳を買っても、手帳に一言書きとめようとも、こういったブログであっても日記が長く続いたためしがない。まあそれは、日記だけの話ではないが。

 

いま、ふと「令和は継続をがんばる」などと思った。

平成に生まれて平成に生きてきた(自覚はないが世間はそういう言い方をしているし乗っかってみる)。しかし、新しい元号というのにピンとこない。たぶん日本にいてもいなくてもそのフワっとした感じは変わらないのだろう。令和を自覚するのは「あれ、今日って何年だっけ」を書く時だけなんだろうなと思う。ともかく、せっかく元号が変わったことだし。飽き性なことは何一つよくないし、継続ってのにチャレンジしてみるかと思う。

 

まあたぶん無理なんだけど。性分なので変えられようがないと思っているし。飽き性は何一つよくないと書いたが、書こうと思えばいいところだってたぶんそれっぽく書ける。

と、何か目標を思ってもこの様であり、何かとつけて無理だ無理だと言い張る。さらに目標に対しても飽きる。屁理屈はいい加減やめたい、誰も幸せになれないし。飽きるという感情も一緒に捨てたい、しかし捨ててしまったら周りが嫌になるほどそれに熱中してしまうだろうな。私はこう見えてずっと周りとのバランスを考えて生きてきたタチなのでそういうことを気にする。でもここでは関係ない、またそう言って自分を肯定しにかかる。危ない、また自分を変な角度から褒めるところだった。本当によくない、情けなさを少しは認めたらどうだ。(REIWAと打ったら一番に令和が出てきておどろいた。)

 

 

最近のロンドンは23度ほどと日中は過ごしやすく、朝晩はやや冷える。湿度は低い。じめじめが全くなく感動している。先週はわりと晴れて気分もよかった(二週間前は本当にずっと天気が悪くて最悪だった)。やっと夏が来るかな、といった様子だ。

 

この前の土曜日はなぜだか一日だけ33度になるという予報で、天候も晴れ、完全に夏が来るぞ!の予報だった。天気予報を見てあれほどわくわくしたのは久しぶりだ。

 

そして金曜の夜にイギリスの南の海辺の街、ブライトンに行くことを決めた。

もともと留学について自分で調べていた時はブライトンの学校へ行くつもりでだったが、いろいろありロンドンに決めた。ロンドンももちろん好きだ、人が多すぎるところと工事中の建物たちをのぞけば。

そんなこともあり、イギリスで一番行きたいと思っていたのがブライトンだった。生まれながらの“海狂い”の私はやっと異国の海が見れるぞとかなり興奮していた。加えていきなり夏の天気、一番好きな季節だ、私の気持ちは最高潮。

 

朝、気持ちよく起床し、この日のために買ったキャスキッドソンの新しいワンピース(半値のセール品)を身にまとい、お化粧を済ませ、家を出た。

バスや地下鉄を乗り換え大きな駅へ。その大きな駅からブライトンへ行けるロマンスカーのような電車に乗る。その切符は昨夜に予約済みなので旅のお供におやつを買うかとお店へ入る(珍しく余裕をもって駅までこれたので買い物ができた、しかしこういう時に買うおやつはあとで買ったことを後悔するようになっている)。

さて、10分前だしホームへ向かうか、と思ったときに切符の発行が必要なことに気が付いた(スマホのQRだけで乗れるときがある)。それじゃあ、発行するか~と発券機をみたら長蛇の列。もちろん並ぶが、完全に嫌な予感。そして案の定その予感はあたる。電車を逃した。しかもその電車は9:40出発予定も9:38に出発した。私は9:39にはホームにいたのだ。なぜ乗れないんだ。時間を守れ。

一凹みしたあとお姉さんに案内されるがままブライトン行の次の電車が待つホームへ向かった。無事乗車することができ、1時間半ほど電車に揺られた。おやつは食べれなかった。やっぱり。

 

ブライトンへ着くと、人がごった返していた。ロンドンから一時間半ほどで行けることもありショートトリップにはうってつけのようだ。

デイトリップはもちろん、宿泊することもあるらしい。ヨーロッパ、地中海などの海に行けない人がブライトンには行くと誰かに教えてもらったがそんな言い方あるか、と思った。

 

 

天気はカラッとして、日差しはじりじりと街をあっためていた。みんなそれぞれに薄めのお洋服を身にまとい、夏への準備万端だ。海に向かっているという事実だけで私はついつい口元がほころぶ。町並みはロンドンとは違い、白っぽい建物が多くあった。地中海のどこかの街もこんな感じなのかなと思ったりした。海までの道はほぼ一本道。みなが同じ方向に向かって歩いていたので私もそれに続いた。

建物の間から水平線が見える。その瞬間の気持ちは何にも代えがたい。いつでも新鮮にあの気持ちを感じられる。私は海なし県に生まれ育ったので小さなころから海は特別で、“おでかけ”の場所だった。いつどこで海を見ても同じあのわくわくがくる。あの気持ちが大好きだ。

 

いよいよ浜辺へ着くと、太陽を”より”強く感じた。日光浴を楽しむ人、波打ち際で遊ぶ子供、まさに夏の海!何かの記事で「ブライトンの海は汚いので泳げない」と書いてあったので気にしていたがそんなことはなく、私も海水を触りに行った。家族連れや若者たちが泳いだり遊んだりしていた。(ブライトンに対するマイナスな日本人の記事を多く目にした。どのエリアが危ないという記事もホストファミリーに聞いてみたらそんなことなかった)

 

浜辺はお饅頭くらいの石だらけ。砂浜ではなく石浜。ごつごつしているけど細かい砂が体につかないのはいいかも。

適当に陣取りのんびりし始めた。海はいつまでも見ていられる。しばらくぼうっとして、本を読んだ。日本から、持ってきた小説が一冊だけある。それを読んだ。それから昼寝をした。30分ほどたって目が覚めた。イギリスの日差しは強い。湿度がないからか空気は熱をはらまない。時折吹く風が少しひんやりとしていて心地よかった。日陰はヒヤッとするほど涼しい。完璧な天候だった。

贅沢な昼寝だったが、足のひりつきに気づいた。左足はひざ下のすねの左側だけ、右足はところどころが真っ赤になっていた。日焼け止めの塗りを失敗している。波打ち際で足を海水につけたとき一度だけひざ下までくる波が来た。たぶんそれが日焼け止めをさらっていた。私は50パーセントの日焼け止めを信じ、塗り直すことなく過ごしていた。そして私の足はひどく変な日焼けをゲットした。昼食を取り、そのあともふらふらと街を回ったが、ついつい足のひりつきに気を取られてすっかり疲れてしまった。サマータイムに入ったイギリスの日照時間は長い。陽の傾きに惑わされずに家路についた。へんてこな日焼けが痛み、帰りのスーパーでアロエのジェルを買った。かなり高かったが、買わないという選択肢はなかった。ともあれ、良い日だった。